2026/02/10 10:00

みなさんがいちばん気になる「結局どれがいちばんあたたかい?」という問題。


高級なカシミヤが一番で、ヤクはその次。

そのようなイメージを持つ方も多いかもしれません。


「空飛ぶ羊」のアイテムは、ウール・らくだ・ヤク・カシミヤの4種類の天然毛素材を使用しています。

いずれもモンゴルの大自然の恵みであり、それぞれの毛に個性があり、やわらかさ・タフさ・色味・つや感・肌ざわり―違いはさまざまです。


では、あたたかさはどうなのでしょうか。


A:答えは……

どれもあたたかい、です。


モンゴル産天然毛のあたたかさに間違いはありません。
毎シーズン出来る限りのアイテムをモニタリングしている「空飛ぶ羊」BASE webshop担当が、実際に使い続けてはっきり感じていることです。

しかし同時に、肌あたりで随分と感じ方が変わるのも事実。

たとえばウールとカシミヤでは、肌へのあたり方が異なるため、ふわっとなじむカシミヤの方があたたかく感じるでしょう。セーターであれば、薄手のカシミヤと厚手のウール、インナーかアウターかなど、用途や素材のボリュームによっても体感は変わります。

以下、それぞれの素材について、特徴と使用感をまとめました。


科学的なデータではありませんが、ご参考までにご覧ください。最終的には、お好みやコストでお選びください。



=羊毛(ウール)=

「空飛ぶ羊」で使用している羊毛は、モンゴリアンメリノ、または品種改良されていないモンゴル原種の羊の毛です。

これらを原料とする素材を「空飛ぶ羊」では「ウール」と呼びます。


広い意味での「ウール」は、実はらくだ・ヤク・カシミヤ・アンゴラ・アルパカなども含みますが、日本では一般に「ウール=羊毛」というイメージが強いため、「空飛ぶ羊」もそれにならっています。


※なお、モンゴル現地で仕入れた商品の中に「WOOL 100%」と表記されながら、実際は「らくだ毛100%」の場合があります。これは誤表示ではなく、現地の表記ルールによるものです。

さて、ウールは言わずと知れた安定のあたたかさです。

放湿性・吸湿性にも優れ、さらにコストパフォーマンスも優れています。

独特のなめらかな肌ざわりがあり、復元力が高いため型くずれしにくいのも特長です。

毛に含まれる脂分が、多少の水や汚れをはじいてくれる点も実用的です。


ただし、洗いすぎは禁物です。毛製品の関係者から「日本人は毛製品を洗いすぎ」と言われることもあるほどです。

たとえば靴下でも、毎回洗わなくて大丈夫。BASE webshop担当は、靴下は3~4回使用してから洗濯しています。


※素足が直接触れないよう、薄手のコットン靴下と重ね履きしています。

気になるにおいですが…
現在のところご家族からのご指摘もなく、毎回洗っていた頃よりも、明らかに長持ちしていると感じています。

一方で、モンゴル原種の羊毛はコシがあり、太くて空気をたっぷり含む「ケンプ毛」が混ざるため、とてもあたたかいのですが、ちくちく感を感じる方もいるかもしれません。


秋の初めや敏感肌の方は、重ね履きするなどご留意ください。


=らくだ=

モンゴルの過酷な自然に生息するフタコブラクダの毛は、しっかりとしたコシがあり、へたりにくいのが特長です。

吸湿性・放湿性・保温性に優れ、蒸れにくいため、通年通して快適にお使いいただけます。

弾力性と独特のハリ感が心地よく、コストパフォーマンスの高さも魅力で、毎年リピーターが続出です。


足首からふくらはぎまでしっかりあたためてくれるレッグウォーマーは大好評。夢のようなぬくもりと、脱ぎ履きしやすい点も人気の理由です。


前年に購入された方が、翌年はプレゼント用としてお選びになることも多く、幅広くご愛用いただいています。

らくだ毛は、ヤクやカシミヤよりもしっかり感があり、ウールよりもレア。

しかもコスパも良い―すべてにバランスの取れた、ちょうどよい素材です。

ただし、毛のコシが強いため、ちくちく感を覚える方もいるかもしれません。この野性味も天然素材の醍醐味ととらえていただけると幸いです。とはいえ、ふんわりなめらかでやわらかさもある独特の素材感です。


肌が敏感な方は、直接触れないよう重ね履きをおすすめします。

※フェルト地のらくだベストは、ちくちく感がほとんどありません。

=ヤク=

標高3,000m超、マイナス30℃という過酷な環境で生き抜くヤク(ウシ科)の毛は、抜群のあたたかさを誇ります。
その毛はとても細く、なめらかでつややか。肌ざわりもふんわり&しっかりさもあり心地よく、良質な素材感にすぐに気づくでしょう。
近年注目されている天然素材です。
高い保温性と通気性をあわせ持ち、毛玉になりにくく、ふんわりと軽いのが魅力です。

中でも、ヤクの「レッグウォーマー」や「毛糸のパンツ」「腹巻」は毎年大人気で、冬の前に品切れするほどです。


ヤク本来の濃いめの無染色カラー(こげ茶・グレー)も、冬のコーディネートに合わせやすいと評判です。

洗うことで起毛して繊維のふわふわ感が増し、脱ぎ履きするたびにとろりとした肌ざわりに癒されます。

やわらか素材ながら、毛には適度なコシがあります。しなやかさも魅力のひとつ。
ただしカシミヤと比べるとやや張りがある分、人によってはちくちくを感じることも。

着用や洗濯を重ねることでなじみますが、秋口や敏感肌の方は、重ね履きなどで直接肌に触れないよう工夫してください。
また、ヤク毛は繊細ゆえに擦れに弱く、特に靴下はダメージを受けやすいため、綿やシルクの靴下と重ね履きするのがおすすめです。

強い力がかかったり摩擦を避けるため、靴下サイズは少しゆったりめが◎。

穴あき補修には「ダーニング」をおすすめします。


=カシミヤ=

カシミヤ山羊1頭から採れる柔毛は、わずか150~200gほど。
希少性の高さとその上品な光沢・なめらかな肌ざわりから「繊維の宝石」とも呼ばれています。
柔らかさ・軽さ・美しい艶・しなやかさ―すべてを備えた高級素材。
極寒から身を守るために発達した毛は、極細で空気をたくさん含み、非常にあたたかいのが特長です。
調湿効果にも優れるため、秋冬はもちろん、通年で快適にお使いいただけます。
BASE webshop担当の私物のカシミヤのレッグウォーマーと腹巻は、秋冬に一日たりとも手放せないアイテム。
数年使い続け、ふわとろでつるつるに育ちました。

ヤクと同じく繊細素材のため、擦れによるダメージには注意が必要です。

摩擦を避けるため、ゆったりと使われることをおすすめします。こちらも補修には「ダーニング」を。

まとめ

長文をお読みいただき、ありがとうございました。


「どの素材がいちばんあたたかいのか?」にお答えするなら、「どれも本当にあたたかい」です。

最終的には肌ざわりのお好みや、コスト面でのバランスやカラーも選択の決め手になるかと思います。


どの素材も、「空飛ぶ羊」が自信をもっておすすめできる逸品です。安心してお選びください。

あなたにぴったりの「あたたかいお気に入り」が見つかりますように。

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