2023/02/20 07:00

「空飛ぶ羊」を「靴下」で知ってくださった方が、その次にお求めになることが多いのが「腹巻」です。


男女問わず、年齢問わず。
冷え取り用として「一年中ご愛用の方」も多くいらっしゃいます。


結局のところ、「お腹を温めれば、服一枚分あたたかさが違う」。だからこそ、「薄着で身軽に過ごせる」のです。
これが「腹巻」の隠れた実力。秋冬のマストアイテムとして、ぜひご注目ください。



【ついつい洗いどきを逃してしまう…】

そんな優秀アイテムゆえに、「洗うタイミングをすっかり見失う」ことも…。
それでもたまには、さっぱりとリフレッシュしてあげましょう。


以下、実際に洗濯した際のビフォーアフターをお届けします。ご参考までにどうぞ。



【連続使用でとろけた、カシミヤの腹巻】

今回登場するのは、「連続使用がやめられず、ヘビーユースしてしまったカシミヤ腹巻」。

なぜこんなにも酷使されたかといえば…「使い心地が最高すぎる」から。


気がつけば、朝も夜も肌身離さず、もはや身体の一部です。
結果、伸び伸びでゆ〜るゆる状態に。

本来は、毎日使わず毛を休ませる時間をつくることが大切。
2か月連続使用など、まさにダメな見本です…。


【2か月ぶりのお洗濯、その結果は】

さて、久々のお洗濯。

完全ではありませんが、「まあまあ戻りました」。
まあまあ、ということは、まあまあです(笑)。


それでも「毛が詰まり、全体的にさっぱりした印象」に。
仕上がりはふんわりと起毛し、肌ざわりもさらに気持ちよくなりました。



【禁断の一手、「乾燥機チャレンジ」】

さらにもう一歩。
禁断の「乾燥機使用」に挑戦!


「乾燥機×毛素材=縮む」性質を逆手に取り、「伸びきった編み目を引き締めよう」という作戦です。


自宅で洗って、その足でコインランドリーへ。恐る恐るドラム式乾燥機へ投入…。

結果は、目がキュッと締まり、拍子抜けするほどの好結果!


※あとで「スタッフの中には日常的に乾燥機を使っている猛者がいた」ことを知りました。




【注意点もしっかりと】

ただし・・・
「洗いすぎ」や「乾燥機のかけすぎ」は、素材を傷める原因に。毛がフェルト化してしまう恐れがあります。

洗濯はシーズンに数回でじゅうぶん。毛素材は頻繁に洗わなくてもOK、という特性を、うまく活かしてください。



【お仕舞いポイント、2つ】

1:だいじなことはしっかり乾燥させること
 きれいに洗ったあとは、湿気が残らないようしっかりと乾かしてから仕舞ってください。

2:「虫除け剤」をお忘れなく
 アイロンや毛玉取りで整えたあと、密閉できる箱に虫除け剤と一緒に保管してください。



わたしたちをやさしく温め、よく働いてくれた毛素材のいろいろ。
ほんの少しの手間だけで、次のシーズンも気持ちよくお使いいただけます。


さっぱりお洗濯、しっかり乾燥、そして丁寧にお仕舞いを。


※食べこぼしなどは虫食いやシミの原因になりますので、一度でも着用された毛素材は必ずお洗濯ください。

もし「穴」があいてしまった場合には、ダーニングでのお直しをおすすめいたします。